両毛ひとり旅2―鑁阿寺観光と足利グルメ(ポテト入り焼きそば、足利シュウマイ)
両毛ひとり旅のことを、グルメ要素多めで振り返ります。
(前回の記事はこちら)
ひさしぶりのひとり旅!
電車で2時間程度の「旅行」なのに、行けることが嬉しすぎて数日前からうきうきしていました。
やっぱりときどきふらっと旅に出ることが自分には不可欠だな、と思います。
さて、出発の朝。
東武線の駅でふらっと両毛フリーパスと特急券を購入し、りょうもう号に乗り込みます。
1時間半ほどで、東武足利市駅に到着。
この日は足利市内の観光スポットをさくっと観光し、暗くなる前に桐生に移動して、少しだけ観光して夜ご飯を食べ、足利に戻って一泊するという算段です。
桐生には翌日も行くのですが、そのまま朝いちでわたらせ渓谷鉄道に乗り、帰りはそのまま東武線に乗り換えて帰ってしまう予定なので、足利と桐生の市内観光はこの1日に詰め込みました。
まず向かったのは、鑁阿寺(ばんなじ)。
足利氏の氏寺であり、足利義兼(よしかね)が1196年に邸内に持仏堂を立て、大日如来を祀ったのが発祥なのだそうです。
境内の建物は国宝や重要文化財に指定されていて、鑁阿寺自体も大正10年に国の史跡となっています。
(参考:足利市ウェブサイト、鑁阿寺ウェブサイト)
本殿、鐘楼、経堂などの建築物は風格がありました。
また、お寺の周りは広々としたお濠に囲まれ、ゆったりと開けた空間になっていて良い感じです。
雰囲気としては、江戸城や京都の二条城のあたりをほうふつとさせます。
それもそのはず、足利は「東の小京都」と呼ばれたそうで、まさにその異名にふさわしい景観です。
お寺の参道まわりも石畳の道が整備されていて、街歩きが楽しいです。
お昼近くなったので、鑁阿寺の境内にある「大日茶屋」にて、足利名物のポテト入り焼きそばと足利シュウマイを食べました。
事前に調べていて、足利にはおもしろい食べ物がたくさんありそうだったので、楽しみにしていました。
足利シュウマイ(蒸し)150円、ポテト入り焼きそば350円。
「足利シュウマイ」は、肉ではなく、玉ねぎと片栗粉を練ったタネをシュウマイの皮で包んだものです。
シュウマイ=肉を期待する人には残念感があると思いますが、足利シュウマイは「足利シュウマイ」であって、「シュウマイ」とは別の食べ物だと考えると、これはこれでありです。
片栗粉ベースのもちもちのタネには、たしかに玉ねぎの風味が感じられます。
そこに濃いめのとろっとしたソースがかかっていて、いつも食べている「シュウマイ」の味の要素はあるようで全くないです(笑)
ポテト入り焼きそばは、予想を裏切らない、焼きそばにポテトが入った料理でした。←
じゃがいもは焼きそばと一緒に加熱しているのかと思っていたのですが、たぶん別にいったん火を通してあるようです。
皮をむかずに薄めに切ってあり、皮の食感もとくに気にならず、ソースとの相性もよいです。
焼きそばの麺がもちもちしていて意外にとてもおいしかったです。
こちらのお店の麺はどうやらちゃんと製麺所から仕入れられているみたいです。
観光地の売店の焼きそばだからといって、侮れません。
そして、足利シュウマイにしてもそうですが、濃いめのソースがこの2大ご当地グルメの決め手だと思いました。
鑁阿寺周辺をぶらぶらしていて、あちこちの飲食店で見かけた「月星ソース」ののぼり。
足利の地元のソース会社のようです。
きっと足利名物に欠かせない味で、足利の人のふるさとの味なのではないかと思いました。
たしかに、この手のソースの味って、ふとしたときに思い出して食べたくなってしまうやつだなぁ。
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