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【今日出会った中国語表現】 等于

今日はじめて知った中国語表現、 「等于」です。 この表現は、Slowly で中国の人が書いてきたメッセージの中にありました。 その文自体がおもしろい文なので、あとで一文ごと記事の末尾に訳してみます。 まず「等于」をweblio 日中・中日辞典(https://cjjc.weblio.jp/)で調べてみました。 等于 deng3 yu2 意味: [動詞] 1(ある数量が別の数量に)等しい,イコールである. 2(ある事柄が別の事柄に)等しい,変わりがない. 1.の用例として、「 二乘五等于十。 (2かける5は10。) 」という、等式の「=」の例がありました。 また「 一公里等于二华里。(1キロメートルは2華里に等しい。) 」という言い方もありました。 シンプルでとても基本的な語のように思いますが、習ったことがなかったです。 2.の語義が、今回私が出会った意味・用法でした。 weblio の用例をひとつ引用します。 ●  到北京来,不去故宫看一看就等于没来。 〔+目〕   北京に来て,故宮を見に行かないのなら来てないのも同じだ. (以上の引用、すべて https://cjjc.weblio.jp/content/%E7%AD%89%E4%BA%8E) 覚えていると便利に使えそうな語だと思いました。 ところで、Slowly の人が実際に書いてきたのは、次の文でした。 现在不带口罩出门就等于是在裸奔。 (今では、マスクをつけずに外出するのは裸で外を走り回っているのと同じことだ。)  ※「带」はもしかしたら「戴」の変換ミスかも。ピンインが同じなので。詳しい人に教えてほしいです。 マスクは中国語で「口罩(kou3zhao4)」といいます。 「裸奔(luo3ben1)」は公共の場を全裸で走り回る行為を指すそうです。 そこからの連想で、ネット用語や俗語としても特定の意味で使われるそうですが、これについてはまたいつか調べてみたいと思います。 なんでも、同僚が出社時に急いでいてマスクをつけ忘れて家を出てきてしまい、通勤バスに乗る勇気がなくて、わざわざタクシーで来る羽目になったのだそうです。 それで、「マスクをつけずに外出するのは裸で外を走り回っていることと同じだ」。 ほんとに、今やマスクをつけないで外に出ると、なんだか大事なものを身につけそびれている感じがして心もとない気がしてし

【英語で何と言う?】努力を台無しにする・無駄にする

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今日は文通友達に英語でメールを書いていて、調べたことを記事としてシェアします。 メールの中で「(他人が)自分の努力を台無しにする」と書きたかったのですが、英語でどう言えばいいのでしょうか。 ぱっと頭に浮かんだのが、「ダメにする」という意味の動詞 spoil とか、「無駄に」という意味の副詞句 in vain でしたが、うまく文になりませんでした。 英辞郎 on the web(https://eow.alc.co.jp/)で、まずは「努力を無駄に」をキーワードとして検索してみました。出てきた三つのうち、使えそうな例文は次の二つでした。 ●  (人)の大変な努力を無駄にする let someone's hard work go to waste ●  これまでの努力を無駄にしてしまう let all one's efforts go down the drain (https://eow.alc.co.jp/search?q=%e5%8a%aa%e5%8a%9b%e3%82%92%e7%84%a1%e9%a7%84%e3%81%ab) go to waste で「 無駄になる 」「 浪費される 」「 台無しになる 」という意味の決まった言い方なのですね。 二つめの go down the drain も俗語で(計画・努力などが)「 お流れになる 」「 水の泡となる 」「 失敗に終わる 」という意味だそうです。 おもしろい言い方です。 念のために「努力を台無しに」でも検索したところ、次の言い回しがヒットしました。 ● (人)が~するために費やしたあらゆる努力を台無しにする   negate any efforts someone just made to ● (人)の努力を台無しにする - dampen someone's effort - undermine someone's efforts (https://eow.alc.co.jp/search?q=%e5%8a%aa%e5%8a%9b%e3%82%92%e5%8f%b0%e7%84%a1%e3%81%97)   この三つは、「排水溝に流す」のような比喩的な表現を使わずに動詞一つで言い切っていることから、さっきの二つと比べると若干かための表現のような気がします。 実際、英

【今日出会った英語表現】have bags under one's eyes

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今日はじめて知った英語表現、have bags under one's eyes です。 これは tandem で知り合った人から教えてもらいました。 「(クマができて)パンダみたいな顔になっている」の英訳とのことでした。 自分が「クマができてひどい顔になってる」と言いたいときは、  I have bags under my eyes . のほかに  I look dead. という言い方もあるそうです。 念のため、調べてみました。 英辞郎 on the web(https://eow.alc.co.jp/)で "bags under one's eyes" を引いてみると、ありました。 これを使ったフレーズも4件ヒットしました。 bags under one's eyes 意味: 目の下のくま[たるみ] ●  have bags under one's eyes 目の下に隈ができている、目の下がたるんでいる ●  have bags under one's eyes from lack of sleep ~は寝不足で目の下がたるんでいる ●  huge bags under one's eyes 目元の大きな[ひどい]隈 ●  have heavy bags under one's eyes  目の下がひどくたるんでいる (以上、https://eow.alc.co.jp/search?q=bags+under+one%27s+eyes より) 「たるんでいる」という訳語が使われているところを見ると、英語の bags under one's eyes は、日本語の「(目の下にできる)クマ」よりも意味が広いようです。 "have bags under my eyes" で画像を検索してみると、確かに「クマ」とは言えないようなものも引っかかってきます。 ※Google画像検索  have bags under my eyes 疲れや寝不足などが原因で下まぶた周辺が黒ずむことだけでなく、目の下の皮膚のたるみ、そのたるみによってできた暗い影のことも含まれるように思いました。 いずれにしても、マイナスのニュアンスで使われているのは共通です。 それでいうと、一

オンライン中国語勉強会のこと

tandem で知り合った中国の人に誘われて、ここ1か月ほど、オンラインで中国語の勉強会に参加しています。 毎週末、1回1時間半ほどです。 中国人のオーガナイザー2人が、準備したテーマに沿って進めていきます。 2人のうち1人が中国語で進行し、もう1人が通訳してくれます。 10~15人の参加者のうち日本人は6割くらい、あとは中国人ですが、オーガナイザーが日本人を中心に話を振ってくれます。 日本人の参加者の中国語レベルは、HSK6級レベルから勉強を始めたばかりの入門者まで、ばらばらなのですが、適宜「日本語でもいいので」といって必ず発言できるようにしてくれます。 上級者の話した中国語も全員が理解できるように、通訳役のオーガナイザーが逐一概要を日本語にしてくれます。 ほかに単語担当(?)の中国人協力者もいて、進行や発言の中でこれはという単語や表現をチャット欄に和訳付きでリストしてくれます。 みんなの中国語レベルがばらばらだととくに、私のように会話力が心もとない人や、初心者の人にとっては、進行についていきながらその場で細かい中国語表現を確認していくのは難しいかもしれません。 ただ、自分より上の人たちと同じ立場で発言する機会があることによって、いつも「次はもっとちゃんと話せるようにしよう」というやる気が出ます。 そのために、次回予告されたテーマの中で使いそうな表現を事前に調べておいたり、気になる単語の発音を確認しておいたりするようになりました。 初めて参加したときは、発言ベースではなく、オーガナイザーが中国文化についてテーマを決めて参加者に話をする、講義のような回でした。 しっかり準備されたパワーポイントに沿って中国料理の要素について説明し、随時動画を見せながら、ときどき参加者に料理名を発音させてみたり、質問に答えさせたり…… ボランティアでやっているとは思えないくらい、ちゃんと構成されていて、感銘を受けました(参加費は無料)。 毎週こうして手軽に中国語に触れたり、中国人の前で発言したりする機会が得られたりして、同時にほかの学習者から刺激を受けることができる場があるなんて、そのうち高い壺を買わされるとか、ネットワークビジネスに勧誘されることがあるのではないかと、まだ疑心暗鬼になっているくらいです。笑 英語でもこのような場があるといいなと思って、探しているところです。

英字ニュース勉強会に参加してみました

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meetupに出ていた英字ニュースのオンライン勉強会に参加してみました。 言語交換(language exchange)のイベントには何度か参加したことがあったのですが、このように英語のインプットをバリバリするようなイベントに参加したのは初めてかもしれません。 講師役のオーガナイザーのかたが準備したニュース記事を、オンラインで集まった参加者みんなでその場で読み進めていきます。 順番にその場で和訳していき、わからないところは講師に教えてもらいながら、大意をつかみます。 ニュースの背景についても講師から随時説明があります。 私の参加した回では、内容に関連する短い動画も見せてもらいながら、一つの記事を約3時間かけて読みました。 まず、休日の午前中をかけてみっちり生の英語ニュースを読むという時間は、すごく濃密なひとときでした。 逐一講師のかたが解説を入れてくれるので置いていかれることもなく、時事問題に疎い私でも学びがありました。 他の参加者の方々も勉強熱心で、英語にも時事ニュースにも関心の高そうな人が多かったです。 とてもいい雰囲気でした。 ただ、個人的には、インプットが多すぎて、復習しきれないなと思いました。 最初のイントロダクションや最後の意見交換のセッションも含めると全部で4時間以上かかったので、毎回参加するのは個人的には難しそうです。 あと、勉強会の趣旨上当然なのですが、英文の文法や語法についての細かい説明には立ち入られないので、そういうのを求める場合はそれを趣旨にしたグループに参加するのがよさそうです。 とはいえ、実際のニュース記事という良質な素材を使って英語を読み、時事問題を考えるという気軽な場はなかなかなく、また到底自分ひとりでできることでもないので、今後もう少し英語のインプットがんばろうと思えたらまた参加したいと思います。 にほんブログ村

【今日出会った英語表現】ngl

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今日はじめて知った英語表現、 ngl です。 これもフィリピンの人が使っていました。 彼女の書いてくる文章は、毎回私の見たことのない単語がちらほら入っており、勉強になります。 ngl という語について、英辞郎 on the web(https://eow.alc.co.jp/)には次のようにありました。 ngl 意味:[インターネット略語] = ( I'm ) not going to lie うそをつくつもりはないけど∥マジで (https://eow.alc.co.jp/search?q=ngl&ref=sa) 「マクミランディクショナリー」の open dictionary(https://www.macmillandictionary.com/)にはもう少し詳しく載っていました。 ngl 意味: not gonna lie: used especially on the Internet for saying that you are going to admit something that makes you feel a bit uncomfortable or awkward 用例: NGL, I kind of miss her. (https://www.macmillandictionary.com/dictionary/british/ngl) なるほど。 まず英辞郎をみて、単に強調するためだけの間投詞のようなものかと思いました。 しかし、上記のようにマクミランディクショナリーではもう少し突っ込んだニュアンスが説明されています。 " used especially on the Internet for saying that you are going to admit something that makes you feel a bit uncomfortable or awkward " (「とくにインターネット上で、わずかな居心地の悪さや気まずさを感じるような内容を自分で認めていると言うために用いる」...引用者による意訳) ということです。 うーん、日本語で言うと「ぶっちゃけ」という表現が一番近いような気がします。 たしかにネット上の英語スラング辞典の類にも、「ぶっちゃけ」という訳

【今日出会った英語表現】muster up

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今日はじめて知った英語表現、 muster up です。 Slowlyでやり取りしている人(フィリピン人)が使っていたイディオム。 英辞郎 on the web(https://eow.alc.co.jp/)には次のようにありました。 muster up 意味: 〔力・勇気などを〕奮い起こす (https://eow.alc.co.jp/search?q=muster+up) 用例として ●  muster up the courage (勇気を総動員する[振り絞る・奮い起こす]) ●  muster up the energy ( 活力を奮い起こす) といった形を含む文が複数挙げられているので、後ろに来る語(勇気、活力、やる気、など)もパターンになっている感じ。 セットで覚えたい表現です。 そのフィリピンの人も  I've really mustered up my courage to do so. と使っていました。 「ほんと、そうする勇気を振り絞っているのよ」というような訳になるでしょうか。 ちなみに muster 単独では、「集める」「かき集める」「招集する」「喚起する」といった意味があるようです。 同じ muster up でも「かき集める」の意味で使われている muster up the money (金を工面する) という用例もありました。ふむふむ。 ところで、ソフトウェア開発などの分野で納期のことを「マスターアップ」という言い方があるそうですが、これは綴り違いの m a ster+up だそうです。 しかも和製英語。 英語では 「development deadline」。 (https://ejje.weblio.jp/content/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97) にほんブログ村

【自己紹介】旅の遍歴について

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飛行機や船に乗って、外国の土地に降り立つと、いつもわくわくします。 ここ5年ほどは年1~2回のペースで、できるときに渡航しています。 基本はひとり旅、バックパッカースタイル。 旅に出たら、一番の楽しみは食べることと、街歩きです。 地元の人が食べている屋台料理とか、果物屋さんで量り売りしている果物とかをほおばっているとき、「ああ、旅にきたなぁ」と実感して幸せな気持ちになります。 街中や宿泊先のゲストハウスなどで人とコミュニケーションをとるのが好きだから、語学をやっているようなところもあります。 ちなみに、渡航歴の内訳は次の通りです(うち、ひとり旅は12か国) ◆アジア 韓国、台湾、中国(各地)、タイ、ラオス、マレーシア、ベトナム、スリランカ、インド、ウズベキスタン ◆ヨーロッパ トルコ、イラン、英国(イングランド、スコットランド)、デンマーク ◆アフリカ モロッコ 最近は国内旅行も開拓中です。 知らない場所がたくさんあるので、これから情報収集できればと思っています。 このブログでは、過去の旅行も含めた、各国の旅のルート、交通、観光事情、食べ物、おみやげのこと、ただの旅行雑感などを書ければいいなと思っています。 にほんブログ村

【自己紹介】語学の現状、目標など

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自分自身の語学のスタイルも含めて、はじめに記します。 あまりガリガリ勉強をすることは得意なほうではないので、おもに海外の人とのコミュニケーションのなかで、英会話力の維持、向上を図っています。 目標は、学習言語で自分の思い通りに会話ができるようになること。 できれば、いつか海外ドラマを字幕なしで楽しめるようになりたいです。 とはいえ、何かのために英語や中国語を勉強しているというよりは、語学を身につけることやその過程自体が好きだったりするので、ほかのガチ語学ブログとは全然テンションが違うだろうと思います。 ふつうの TOEIC や IELTS のようなペーパー試験の点数も、今のところ意識していません。 最近は言語交換アプリ、メールでのやりとりで英語・中国語に触れることがメインになっています。 そのため、なかなか話す練習ができないのが悩みです。。。 念のため語学力(会話力)の自己評価も書いてみます。 ◆英語 日常会話レベル。 小難しいことを言われなければ、会話にはついていける、かな。。。 いまのところ旅行にいったことがあるのは非英語圏がほとんどではありますが、英語で困ることは基本的にないです。 ◆中国語 自分で単純な文を作ることはできるが、自然な会話を成立させるにはまだまだです。 発話力よりは聞き取り能力のほうがややまし。 一時期、中国語環境でしばらく過ごしたことがあり、そのころは平易な表現を使いながらも自信をもって割とスムーズに話せていたことがあります(「香港人?」と聞かれたこの頃が私史上いちばん中国語ができてた。それでも香港人...笑)。 が、能力維持の努力を怠ったため、今はすっかり忘却&鈍ってしまいました。 ちなみに文法知識は中級あたりまでやりました。 このブログでは、ゆるゆる続けている自分の語学学習の記録や、言語交換パートナーとのやりとりのこと、語学アプリの感想などを書いていきたいと思っています。 英語、中国語を学ぶ人たちと情報交換ができたら嬉しいです。 外国人に日本語を教えた経験もふまえ、語学についてもたまにつぶやくかもしれません。 にほんブログ村